TCAP’S VIEW&INSIGHTS #008 / ソーシャルビジネスと競争戦略 – ソーシャルビジネスは”競争”すべきか | TCAP SOCIAL BUSINESS REVIEW online

TCAP’S VIEW&INSIGHTS #008 / ソーシャルビジネスと競争戦略 – ソーシャルビジネスは”競争”すべきか

TCAP, ビジネスモデル/戦略/組織
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コラボレーション戦略の例
最後に、ソーシャルビジネスにおける「コラボレーション戦略」を例示しておきたい。
 
例えば、ある社会的企業A社が独自の革新的な教育プログラムを開発したとする。A社は全国にそのプログラムを広めることで、とある重要な教育問題を解決できると確信した。
 
しかし、A社は規模が小さく、自前で全国展開するには時間がかかる。
取り得る戦略的オプションは以下の2つとする。
1.あくまで自前で全国展開することで、プログラムの質を維持しつつスケールする
2.全国から起業家やNPOを募り、プログラムのノウハウを提供し事業立ち上げを支援

「1」の自前での全国展開を選ぶということは、その過程で他の組織と対峙した場合、自社の方がより質の高いプログラムを提供可能と考え、相手と競争する可能性を排除しないということだ。
 
「2」は全国に自分たちの仲間を作ることで、自前主義よりも早く事業をスケールすることが可能になるかもしれない。しかし、その分自社の”取り分”は少なくなる。

判断はその組織が置かれた状況によって異なるが、このケースで「2」を選択することがつまり、
コラボレーション戦略ということになる。



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