VINE.com / Amazon傘下のグリーンなECサイト「VINE.com」に注目! | TCAP SOCIAL BUSINESS REVIEW online

VINE.com / Amazon傘下のグリーンなECサイト「VINE.com」に注目!

ビジネスモデル/戦略/組織, 社会問題
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今回紹介したいのはVINE.comというオンラインショッピングサイト。
http://www.vine.com/
 
VINE.comは食品、生活雑貨、ベビー用品、化粧品等、様々なカテゴリを扱うオンラインショッピングサイトで、運営はアメリカのQuidsi社。扱う商品は全て、環境や健康に配慮された”グリーン”な商品であることが特徴だ。

ちなみに運営会社のQuidsi社は2010年11月にAmazonに買収されており、買収額は5億ドル以上と言われている。
そのQuidsi社がVINE.comをオープンしたのは、2012年の9月。Quidsi社は元々Diapers.com,Soap.com,YoYo.comなど、商品カテゴリ毎に個別のオンラインショップを開設しており、特にDiapers.comでおむつ販売において大成功をおさめている。
 
VINE.comのリリースは、日本でも昨年からニュースにはなっているものの、VINE.com自体に日本語サイトが無く、現時点で日本で大きな話題になることは考えづらい。ただ、環境や健康などの社会問題に対応した商品のプラットフォームが、Amazonという世界的企業の傘下で誕生したニュースは注目に値する。

一方で、現時点では、Quidsi社はAmazonから比較的独立した運営体制を取っているとの情報もあり、単純に「Amazonが”グリーン商品”のビジネスに参入した!」と捉えるべきではないかもしれない。Quidsi社がVINE.comを始める前にAmazonに買収されていることから、AmazonはDiapers.comやその他のサイトの価値に目を付けたからこそ、買収の決断をしたはず。”Amazon自身”が社会貢献や、社会的価値創出に目をつけて、VINE.comを立ち上げたのであれば、それこそ大ニュースになるのだが、客観的にみると、Amazon本体が社会的価値創出に本腰を入れた、とはとても言えないのが少し残念なところ。
 
ちなみに日本では、例えばSoooooS(http://sooooos.com/)などがソーシャルプロダクツをオンラインで販売するサイトとして挙げられる。

いずれにしても、今後ソーシャルビジネスが成長していくにあたって、作った商品やサービスと消費者をつなぐプラットフォームが必要とされることは間違いない。

特に独自の販路を持たない小規模な社会的企業やNPOにとって、オンラインプラットフォームはより重要性を増す。
ビジネス機能として強力な営業部隊や独自の販売チャネル(直営店、卸経由など)を保有している一般的な営利企業と比較し、現段階で成長途上にあることが多く、経営資源に乏しい社会的企業やNPOには、これらの機能が不足していることが多い。社会的企業やNPOの重要な経営課題とも言える。
 
成長途上の社会的企業やNPOの、ビジネス機能や経営資源の不足といった経営課題へのソリューションとして、VINE.comやSoooooSといったオンラインプラットフォームは今後も注目だ。


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