Charity: water / 自分の誕生日に途上国への寄付を – チャリティーウォーターが仕掛ける新しい寄付の仕組み | TCAP SOCIAL BUSINESS REVIEW online

Charity: water / 自分の誕生日に途上国への寄付を – チャリティーウォーターが仕掛ける新しい寄付の仕組み

発展途上国経済・インフラ, 社会問題, 貧困・健康問題
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誕生日に寄付を
多くの人にとって、誕生日と言えば家族や友人からお祝いのメッセージやプレゼントを「もらう」イメージが強いはず。そんな誕生日と途上国の水問題を結びつけ、独創的な取り組みを成功させている団体がある。Charity: waterというアメリカのNPOだ。
 
Charity: waterではこの取り組みを、”Pledge your birthday”として、一般の人も参加しやすいウェブサービスとして展開している。
 
仕組みはこうだ。参加者は自分の誕生日をあらかじめサイトに登録。登録者は、誕生日が近づくとサイト上で寄付キャンペーンを開始する。そこで家族や友人に対して、自分の誕生日に途上国の水問題プロジェクトへ寄付をして欲しいと呼び掛けることができるのだ。
 
自分の誕生日に「もらう」のではなく、途上国の人々の為にアクションするという発想は独創的だ。 
元々は、Charity: waterの代表であるScott Harrisonが2006年に、自分の31歳の誕生日に友人を招いてパーティーを開催し、途上国の水問題を解決するプロジェクト資金として15,000ドルを集めた事が始まりと言う。
今では、著名人から子供まで、多くの人が自分の誕生日を”pledge=質入れ”している。
 
独創的な寄付の仕組み
Charity: waterではこのPledge Your Birthday以外にも、サイト上から”友人へのギフトとして寄付”することも可能だ。これは、サイト上で寄付をするとCharity: waterのDVDやリストバンドが入ったギフトカードを友人に贈ることが出来る仕組みだ。
 
Charity: waterは様々な人・団体から寄付を集めて、その資金を基に社会問題の解決に取り組むという面では、多くのNPOや社会貢献団体と同じ。特徴的なのは、寄付を集める仕組みの独創性だ。
 
誕生日という特別な日と寄付を結びつけ、単純に”お金を出す”こと以上の特別な体験をすることができる仕組みであること、誰でも参加しやすいウェブサービスとして展開していること、デザイン性の高いウェブサイト…
Charity: waterは、”顧客”である寄付者に対して”どんな価値を、どのように”提供するかが考え抜かれており、これが独創性を生んでいると言える。
 
100%寄付の分かりやすさ
さらにCharity: waterのすごいところは”The 100% model”にある。
これは、寄付されたお金は一切運営費などに回されず、全て途上国の人々へ衛生的な水を提供するプロジェクトに使われるということだ。
 
NPOにおいても、アカウンタビリティは非常に重要な問題である。
「この寄付金はいったいどんな活動に使われるのか。」「この寄付金1000円で何が出来るんだろう?」
寄付をする際に、このように考えたことがある人も多いはず。
 
その点、Charity: waterでは、運営費と寄付金は分けて管理している為、寄付金が運営費に使われることはない。

また、サイト上では、どこで、どんなプロジェクトが、どんなパートナーによって行われているかをGoogle Mapsで検索することが出来る様になっているから驚きだ。
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