TCAP’s VIEW & INSIGHTS #2 /ソーシャルビジネスをデザインする – TCAPが提唱するソーシャルビジネスモデル・フレームワーク | TCAP SOCIAL BUSINESS REVIEW online

TCAP’s VIEW & INSIGHTS #2 /ソーシャルビジネスをデザインする – TCAPが提唱するソーシャルビジネスモデル・フレームワーク

TCAP, ビジネスモデル/戦略/組織
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社会問題の解決を収益事業を通して実現するような、ソーシャルビジネスにおいては、ビジネスモデルキャンバスで提唱されているような「収益事業の仕組み」=「ビジネスモデル」のフレームワークに加えて、どのような社会問題に困っている人々に、どのような価値を提供するか、どうやって提供するのか、必要な資源は何か、パートナーとしてどのような組織との連携が必要か、収益はどのように維持するか、といった”社会問題の解決を実現する仕組み”=「社会問題解決モデル」を考慮する必要があるはずだ。

冒頭で述べたように、今後は、社会的価値と経済的価値の両方を同時に実現するソーシャルビジネスがより一層存在感を増すはずである。
このソーシャルビジネスは、これまでの収益のみを追求すればよかったビジネスと比較し、
社会的価値を追求することが求められる分、通常の”ビジネス”よりも困難な事業となる可能性が高い。

そこで、このような困難な事業を構造的に捉え、より効果的なソーシャルビジネスを立案・実行する為に、TCAPは前述した「社会問題解決モデル」=「社会問題解決の仕組み・その構成要素」と、
いわゆる「ビジネスモデル」=「収益を生み出す仕組み・その構成要素」を統合した新たなフレームワークが必要であると考える。

もちろん、ビジネスモデルキャンバスもNPOなどの非営利組織でも応用可能で、既に非営利組織向けの勉強会などが活発に行われていると聞いている。
ただ、よりソーシャルビジネスに特化し、明確に社会問題を解決する仕組みを描いたフレームワークが今後必要とされるのではないたろうか。

ここでは、ソーシャルビジネスに特化し、「社会問題解決モデル」と「ビジネスモデル」の双方の要素が統合された考え方のことを、「ソーシャルビジネスモデル」、それをフレームワークとして表現したものを「ソーシャルビジネスモデル・フレームワーク」と呼ぶこととする。

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さて、ここで一旦立ち止まってこれまで述べた内容を整理していきたい。

■今後、社会的価値と経済的価値を同時に実現する、ソーシャルビジネスがより一層重要となる

■現状、ビジネスモデルキャンバスに代表されるように、ビジネスモデルのフレームワークが整備され始めている

■今後益々重要となるソーシャルビジネスを考えていくにあたって、ビジネスモデルのフレームワークに加え、どのような社会問題をどのように解決するかと言った、社会問題を解決する仕組み=「社会問題解決モデル」も統合して考えていく必要がある

■このような背景の元、TCAPは「社会問題解決モデル」と「ビジネスモデル」の要素を統合した、「ソーシャルビジネスモデル」「ソーシャルビジネスモデル・フレームワーク」という考え方を新たに提唱する

以上の整理から、ソーシャルビジネスモデルが必要となる背景は、ご理解いただけたのではないかと思う。

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