TCAP’s VIEW & INSIGHTS #2 /ソーシャルビジネスをデザインする – TCAPが提唱するソーシャルビジネスモデル・フレームワーク | TCAP SOCIAL BUSINESS REVIEW online

TCAP’s VIEW & INSIGHTS #2 /ソーシャルビジネスをデザインする – TCAPが提唱するソーシャルビジネスモデル・フレームワーク

TCAP, ビジネスモデル/戦略/組織
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TCAPが提唱する「ソーシャルビジネスモデル」
ここで改めて、TCAPが考えるソーシャルビジネスモデルについて、その概要を説明していきたい。

TCAPが提唱するソーシャルビジネスモデルとは、社会問題解決モデルとビジネスモデルを統合した、ソーシャルビジネスに特化したビジネスモデルのことである。
また、このビジネスモデルを一枚のフレームワークに整理したものを、「ソーシャルビジネスモデル・フレームワーク」と呼ぶ。

基本的な考え方は、ビジネスモデルキャンバスの思想を踏襲し、事業の仕組みをわかりやすく一枚の図として表現することを志向しており、その構成要素は大きく、”社会問題を解決する流れ”(=社会問題解決モデル)と”顧客を相手に収益事業を実行する流れ”(=ビジネスモデル)に分かれる。
ビジネスモデルキャンバスとの違いはまさにこの部分にあり、収益の流れをいかに社会問題の解決につなげるのかという難しい問いに対し、一枚の図で分かりやすく答えを表現することを志向している。

これによって、ソーシャルビジネスとはあくまで社会問題の解決を目的としたビジネスであることを念頭に置いたビジネスモデルのデザインを可能にしよう、ということだ。
このフレームワークを使うことで、ソーシャルビジネスモデルに必要な要素を余すことなく、MECEに(抜け漏れなく)考え抜くことが可能となるはずだ。

また、ビジネスモデルキャンバスにおいても重視されている”ビジュアル化”の考え方を、TCAPのソーシャルビジネスモデル・フレームワークも引き継いでいく。
これは、ソーシャルビジネスモデルを図やイラストを用いて表現することで、ひらめきや感性といった人間の右脳的な側面を刺激し、ロジックの積み上げからは生まれないような独創的かつ、魅力的なソーシャルビジネスのアイデアを生み出すことを狙っている。

例えば、ソーシャルビジネスモデルをデザインする際に、ソーシャルビジネスモデル・フレームワークが描かれた模造紙やホワイトボードを囲んで大勢で意見を出し合ったり、他の人の意見に何かを付け足して、アイデアを増幅させていくようなデザイン工程をイメージしたものだ。

加えて、図やイラストを用いたデザインによって、本来理解が難しいようなソーシャルビジネスモデルが、誰が見ても理解しやすいものになり、組織内、チーム内でのアイデア共有化が促進される事も狙っている。

まとめると、TCAPはソーシャルビジネスモデル・フレームワークの導入によって、以下の様なメリットが生まれると考えている。

1.既存の「ビジネスモデル」のフレームワークに加えて、ソーシャルビジネスに必要な要素をMECEに考えることができる
2.革新的なアイデアを考えるプラットフォームとして、独創的かつ魅力的なアイデアを生み出すことが可能になる
3.図や絵など、わかりやすく共有できる形で表現することで、組織内、チーム内で共通認識を持つことが可能

ソーシャルビジネスモデル・フレームワークとは、必要な要素を抜け漏れなく捉えつつ、ロジックに縛られない独創的なアイデアを生み出し、さらには組織内でアイデアを共有化していく事が可能となるツールである、と言える、
これからソーシャルビジネスの立ち上げを目指すNPOや営利企業、既にソーシャルビジネスを導入している法人においても、このフレームワークは有効であると考えている。

ここまで、ソーシャルビジネスモデルが必要となる背景や、TCAPの提唱するソーシャルビジネスモデルの概要を述べてきた。
ここからは、ソーシャルビジネスモデルのフレームワークについて、次回コラムにて詳細に説明をしていきたい。

<※続きは次回コラムにて掲載予定>
(文/五十嵐裕一)



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