TCAP’s VIEW & INSIGHTS #2 /ソーシャルビジネスをデザインする – TCAP ソーシャルビジネスモデル・フレームワークを解説 | TCAP SOCIAL BUSINESS REVIEW online

TCAP’s VIEW & INSIGHTS #2 /ソーシャルビジネスをデザインする – TCAP ソーシャルビジネスモデル・フレームワークを解説

TCAP, ビジネスモデル/戦略/組織
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3.販売チャネル(Sales Channel)
このブロックでは「2.提供する顧客価値」をどのように「1.顧客」に届けるのかを定義する。

ミネラルウォーターであれば、自動販売機、コンビニエンスストア、スーパーマーケット…等、色々なチャネルが考えられる。その中で、「1.顧客」で定義したターゲットにはどのようなチャネルが最適かを検討する。

記入例)コンビニエンスストアや駅の自動販売機等を中心とした販売

4.顧客との関係(Customer Relationship)
顧客とどのような関係を築くかをここで定義していく。
例えば、Facebookページを立ち上げ、顧客がA国におけるNPOの活動状況を写真で確認したり、顧客同士が意見交換できるようなコミュニティを構築する、等が考えられる。

記入例)Facebookページによる顧客コミュニティの形成

5.主要な活動(Activity)
ここでは、このビジネスモデルを実現する為に、カギとなる活動を定義する。

今回の例で考えてみると、ミネラルウォーターの事業活動を構成する業務は、商品開発、調達、製造、物流、広告宣伝、販売等があるが、調達、製造、物流、販売に関しては、突出した効率性や革新性を有していない限り、特にカギとなる活動とは言えない。
(新たなビジネスモデルとして、革新的な物流形態や製造方法を生み出すのであれば話は別だが、今回はソーシャルビジネスの特徴に焦点を当てた説明をしたいので、とりあえず考慮しない)

今回の例においては特に、他社のミネラルウォーターとは異なるポジショニングを取る事になる為、商品開発や広告宣伝が重要となる。

記入例)新たなポジショニングを狙った商品開発および社会価値を伝える広告宣伝

ミネラルウォーターメーカーの視点から見ると、どのような社会価値を有した商品を、どのNPOと協働で実現するか、と言った商品開発や、商品の持つ社会貢献的側面を消費者に訴求する広告宣伝が重要となることは、お分かりいただけると思う。

6.経営資源(Resources)
このブロックでは、主要な経営資源を定義する。
先に述べたように、一般的に経営資源はヒト・モノ・カネ(・情報・時間)とされている。

そのうちカネについては、社会問題解決モデルと統合して考えることが必要であると述べた。
これは、社会問題解決モデルを動かす為の資金がどこから集められるのかを、ソーシャルビジネスモデル全体で考えるということだ。

例えば、今回の例では、ビジネスモデルにて獲得した収入の一部が寄付金として活動資金に回されることとなる。
すると、このブロックには”ミネラルウォーターの収益の一部”が、”カネ”として定義される。

記入例)ミネラルウォーターの販売収益の一部

ソーシャルビジネスモデル・フレームワークでは、このカネの流れを明確化する為に、「資金フロー」という考え方を適用していく。

「資金フロー」では、ソーシャルビジネスに必要なあらゆるカネの流れを発生源から矢印を使って流れで表していく事になる。
詳しくは次回以降のコラムで説明していくこととする。

以上が「ビジネスモデル」の部分の説明となる。

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