TCAP’s VIEW & INSIGHTS #2 /ソーシャルビジネスをデザインする – TCAP ソーシャルビジネスモデル・フレームワークを解説 | TCAP SOCIAL BUSINESS REVIEW online

TCAP’s VIEW & INSIGHTS #2 /ソーシャルビジネスをデザインする – TCAP ソーシャルビジネスモデル・フレームワークを解説

TCAP, ビジネスモデル/戦略/組織
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さて、ここまで読んでお気づき頂いた方も多いかもしれないが、
このフレームワークでは、ビジネスモデルキャンバスの要素の一つである「パートナー」が抜けている。

ソーシャルビジネスモデル・フレームワークでは、このパートナーの要素を、
これまで説明した15のブロック(社会問題解決モデル:9ブロック+ビジネスモデル:6ブロック)の中に入れ込んで、記載していく。

例えば、井戸を採掘する為の経営資源:モノの一つである採掘機器は、パートナーであるZ社が保有している。その為、フレームワーク上では”採掘機器(パートナー:Z社が保有)”を「経営資源」のブロックの中に記載していく。パートナーシップが必要となるブロックに直接その内容を書き込んでいこうということだ。

さらに、ビジネスモデルキャンバスで定義されている「コスト」「収入」のブロックについても、説明を加えておく必要がある。ソーシャルビジネスモデル・フレームワークでは、「コスト」「収入」のブロックは用意していない。

しかし、もちろんソーシャルビジネスモデル・フレームワークにおいても、「コスト」と「収入」の考え方は必要となる。

再度、フレームワークの図を見て頂きたい。

このフレームワークでは、「コスト」と「収入」を個別のブロックで定義するのではなく、発生場所に記述する形式をとる。これは、ソーシャルビジネスモデル全体のどこで収入が発生し、どこでコストが発生するかを視覚的にとらえやすくする為と考えて頂きたい。

例えば、広告宣伝費は今回の例では主要なコストの一つとなる。
この場合、「主要な活動」のブロックの中に「コスト」の項目を設けて記入する。

収入に関しては、今回の例ではミネラルウォーターの販売により収益を得ることになる為、
「顧客」のブロックに「収入」の項目を設けて記入する。

記入例)ミネラルウォーターの販売収益

さらに、先ほど述べた「資金フロー」の考え方では、この収入の項目から矢印を引っ張り、
「経営資源」のカネの項目へ結んでいく。こうすることで、社会問題解決に必要な資源:カネはどこから来るのか、といった重要な問いに答えることが出来るのだ。

TCAP_Column_02_pic_SBMF_資金フロー

さて、ここまででソーシャルビジネスモデル・フレームワークの「社会問題解決モデル」「ビジネスモデル」のそれぞれについて、各ブロックの説明を行ってきた。

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