グローバルな社会問題に立ち向かう、イノベーションの新たな時代 – 「イノベーションのジレンマ」を越えて | TCAP SOCIAL BUSINESS REVIEW online

グローバルな社会問題に立ち向かう、イノベーションの新たな時代 – 「イノベーションのジレンマ」を越えて

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今もなお読まれる「イノベーションのジレンマ」
今、ビジネスシーンで一番ホットなキーワードの一つ「イノベーション」。
書店のビジネス書のコーナーに行けば、”「イノベーション」勢力”が如何に大きなものかお分かり頂けるだろう。

数多くのイノベーション関連の書籍が次々と発行されているが、中でも名著と言われるものがある。

1997年のクレイトン・クリステンセンの著書「イノベーションのジレンマ “The Innovator’s Dilemma: When New Technologies Cause Great Firms to Fail”」は特に有名だ。15年以上前の書籍だが、今でも多くのビジネスパーソンに読まれている名著と言える。
「イノベーションのジレンマ」は既存大企業がイノベーションに立ち遅れ、新規企業に市場を奪われてしまう理由を説明している。

一般的に、企業は”顧客の意見に耳を傾けること”を最も重要な仕事の一つと考えていることが多いだろう。
「顧客ニーズを探り、それに対応すること」は誰もが信じて疑わない、企業にとって最も重要なことだ。

この為、既に成功を収めた大企業は、既存市場で既存顧客の要求に応え、新たな機能を開発し、商品やサービスを改善していく事に経営資源の投入することになる。

すると、当初は既存顧客のメインストリーム層に合致しないような新技術や、ニッチ市場、新市場を創造するような新技術を商品化する際、このような大企業が先陣を切ることが難しくなるのだ。

それは何故か。
優良な企業は、合理的な投資判断を下すプロセスが社内で動いている為、リスクを伴う新技術への投資より、安定した既存顧客への対応を優先せざるを得ない。既に成功した市場において、大企業が顧客の要求を無視することが出来ないのは、ある意味で当たり前かもしれないが、この”合理的な投資判断”の為に、大企業はイノベーションのリスクを取ることが出来ないのだ。
 
以上がクリステンセンが提唱した「イノベーションのジレンマ」のさわりの部分だ。
(ここでは、これ以上の詳述は避ける)
クリステンセンは、この著書で大企業が新規企業にイノベーションにおいて立ち遅れる現実を突きつけた。

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