WORLD BICYCLE RELIEF / 自転車が世界を変える – SPA、垂直統合に連結経営!?”自転車NPO”を支える強みとは? | TCAP SOCIAL BUSINESS REVIEW online

WORLD BICYCLE RELIEF / 自転車が世界を変える – SPA、垂直統合に連結経営!?”自転車NPO”を支える強みとは?

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自転車のデザイン~整備、プログラムの評価まで 
WBRは、自転車のデザイン、製造・組立、流通、整備、プログラム評価までを一貫して行っている。
デザインは、アフリカの田舎の環境や要望に合ったものを意識しており、後部の荷台は100kgの負荷にも耐えられる作りだ。
長い道のりを重い荷物を載せて、ごつごつした道を走る自転車だから、デザインもそれに適したものでなくてはならないし、品質には相当の気を使っているようだ。

自転車部品はアジアで作られ、ばらした状態でアフリカのWBRの組み立て施設に運ばれ、現地の熟練技術者によって組み立てられる。
また、WBRは自転車の整備にも力を入れており、現地で組み立て・整備の技術者トレーニングプログラムを行っている。
道路環境が必ずしも良くないアフリカにおいて、整備は非常に重要な要素。ただ自転車を”配って終わり”ではなく、継続的に自転車に乗り続けてもらうことで、人々の生活、教育、ヘルスケアを持続的に支えていく仕組みなのだ。整備士は組み立てや整備の知識だけでなく、マーケティングやマネジメントスキルに関するトレーニングも受けることができる為、整備士の生活水準の向上にもつながっているようだ。現在、ザンビア、ジンバブエ、ケニア、ウガンダで約800人以上の整備士が活躍しているとのこと。
 
WBRの収入は寄付が68%で大きな割合を占めているが、実は残り32%のうち実に31%が自転車の販売による収入なのだ。(数字は2011年時点。WBRホームページより)
この自転車販売収入は、Buffalo Bicyclesという社会的企業からもたらされている。このBuffalo Bicycles(WBRが提供する自転車はBuffalo Bicyclesのブランドで統一されている。Buffaloは強さ・力のシンボルであるAfrican Buffaloが由来)はWBR全額出資の営利企業で、主にアフリカで活動する非営利組織に自転車を販売している。

 
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